スキーの長さやブーツのサイズ選び、ウェアの採寸など自分にあった用具を選ぶことはスキーの上達のために必要なだけではなく「安全にスキーを楽しむ」ためにはとても大切なことです。信頼できるスキー用品販売店で適切なアドバイスを受けましょう。
・技術
スキーは自動車や自転車と違って「ブレーキ」がついていません。スキー技術によって「止まる」ことができるようになります。まずは安全にスキーができるように技術を学びましょう。人にぶつかったり、ぶつけられたりしてはせっかくのスキー旅行も台無しです。
・ゲレンデ
スキー場は滑走が許可されているゲレンデと「立ち入り禁止区域」があります。必ずスキー場が指定しているゲレンデで滑りましょう。技術が向上してきてプロモーションDVDなどにあるバックカントリーに行きたい時は「自己責任」で。誰も助けてくれません。
また、ゲレンデの真ん中での立ち往生や休憩は他のスキーヤーやスノーボーダーにとっても迷惑なだけでなくとても危険です。休憩は指定された場所や十分周りが見渡せる広いところの端で。
・一般マナー
スキー場に限らず、タバコのポイ捨てやゴミの不法投棄などは絶対しない!そこは自分の家ではありません。豊かな自然を楽しむこともスキー旅行のひとつの醍醐味です。自然を大切に。また、大好きな友達と一緒にいたい気持ちはわかりますが、食堂の前やリフト乗り場など大勢の人が集まるようなところでは仲間と「たむろ」しないようにしましょう。
・スキー用具の扱い
スキーには「エッジ」といって野球やサッカー、陸上のスパイクのビスやピンに相当する金属部品があります。スキーを止めたり、ターンしたりするために必要なものですが素手で触ると手などを傷つけることもあります。必ずグローブを着けた状態でスキーを持ちましょう。また、壁や車に立てかけたりしていると倒れて周囲の人を傷つける可能性もありますので立てかける時はスキーラックなど倒れる心配のない場所に立てかけましょう。スキー、ブーツ、ウlア、ヘルメット、グローブなどなどスキー用具はぶつけたり、乱暴に扱ったりすると曲がったり、へこんだり、簡単に壊れてしまうものもあります。レンタルしたものも同じです。次に借りる人のためにも大切に扱ってください。
・必要以上にいじらない
スキー用具の中には滑る人に合わせて調整されているものもあります。知識がない人がいじってその調整を変えてしまうと事故を起こすこともありますので用具の調子が悪いなど不具合があったらスキースクールのスタッフやレンタルショップのスタッフに相談してみましょう。