スキーをするうえでブーツ選びはとても大切です。足に合わないブーツを選ぶとスキーどころではありません。大きすぎるとブーツの中で足が遊んでしまって転んだ時などに捻挫などの危険性がありますし、小さすぎればあたってしまって痛くて爪を痛めてしまうこともあります。適正なブーツのサイズはどうやって決めれば良いのでしょうか。

まずは正確に足のサイズを測ってください。専門店のブーツ売り場にはたいていの場合足のサイズを測れる計測器が備えられています。ひとりで計測するのではなく、お店のスタッフさんに声をかけて一緒にブーツ選びをしてもらうことをお薦めします。意外に自分の足のサイズは普段履いているタウンシューズやスポーツシューズのサイズとは違ったりするものです。

次にどういった種類のブーツを選ぶかですが、お店のスタッフさんには「どのくらいスキーをしたことがあるか」「どんな風に滑ってみたいのか」など自分の技術ややりたいことを伝えてアドバイスをもらいましょう。メーカーによっては幅の広いもの、脱ぎ履きが容易にできるように工夫されたもの、ふくらはぎの少し「豊（ゆたか）な方」向けの調節機能の装備されたもの、などなど初心者向けモデルでもいろいろな機能が備えられているものがたくさんあります。

とくに初めてスキーブーツを履く人にはどのくらいがちょうど良いサイズなのかわからない人がほとんどだと思います。スキーブーツは外側がプラスティック素材ですからスポーツシューズのように外見からではどのくらい余裕があるのか、小さ過ぎるのかの判断はできません。指先があたっていないか？　幅は締め付けられ過ぎていないか？　どこか尖ったもので押されるように感じるところはないか？　膝を曲げたり伸ばしたりしたときに「かかと」が浮いてこないか？　などなどお店のスタッフさんに協力してもらわないと間違ったサイズやオーバースペックのブーツを選択してしまいます。

スキー場に行けば自分でブーツを履いたり、脱いだりしなければなりません。履き方や脱ぎ方、バックルの締め方や外し方、保管の方法などなどお店で覚えておいたほうが良いこともたくさんあります。値段やデザイン、カラーだけで選ぶことなくスタッフさんに協力してもらって自分にあったブーツを見つけてください。

ちなみに色やデザインはスキーに合わせるより、ウエアに合わせたほうがベターです。スキーに合わせると滑っている時にはコーディネートされていますが、すごく上手な人や目立つ滑りをしていない限り他人の滑っている足元に注目している人は残念ながらそんなにいません。食事をするときのほうがウエアのセンスなど他人は見ているものです。その時にウェアとブーツがコーディネートされていたほうが注目度は間違いなくあがります。